ご存知の方も多いかもしれませんが、そらいろ店主の私は、他にもいくつかの顔を持っています。
別の言い方をすると、私という人間の一部がそらいろで、他の部分も結構たくさんある都いう風にも言えますね。
そのうちの1つに高校バスケットの外部コーチという顔があります。
なので、土曜日のお店にはほとんどいないのです。
土日は、体育館で高校生たちと汗を流しています。
明日は、チームにとってとても大切な試合の日。
本日の練習の最後に、ヘッドコーチが明日は
「誰かを想って戦おう。自分のためだけではなく、自分たちにとって大切な誰かを想う。
その想いはきっと大きな力になるだろうから」と子どもたちに話しをしていました。
この「誰かのために戦うこと」の大切さをおしえてくれたのは、この夏に引退をした3年生だったと思います。
とっても、上手な子が1人いて。
これまではずっと、1人で戦っていたとある時話しをしてくれた彼。
バスケットはチームプレーなのに。
そんな彼のために、チームがチーム以上のチームであることをみんなに求めました。
そして、彼にも、仲間を信じることを勧めました。
子どもたちの感性や変化には本当に驚かされる毎日でしたが、
いつの間にか、私の想像を超える「仲間」になっていました。
彼らは引退を目前にしたゲームで、きっと彼らの持っている力以上の力だったんじゃないか?と思うようなゲームをしてくれたことがありました。
バスケットの指導に携わり、8年ほどが経ちますが、初めて「勝って」泣いたゲームだったように思います。
そこには「チームを想い」「仲間を想って」戦っている彼らの姿があったからです。
「勝った」という事実よりも何よりも、その姿に涙をしました。
そして、彼らから誰かを想って戦うことの素晴らしさを学ばさせてもらいました。
子どもたちの関わりの中で、私が大好きな時間の1つでもあります。
子どもたちから「気づきのきっかけをもらう」時間。
だからこそ、私自身もいつまでも「学ぶこと」へのアンテナを高くしておきたいと思っています。自分の感性が鈍らないように、いいなぁと思う教育観みたいなものに触れる時間を
意識的に作っています。
そんな中で最近読んでいる本がこれ。
自分の頭で「考える力」を身につけることの大切さ。
「学ぶことの本質」。
とてもわかりやすく、書かれています。
結果として、教職には就いていませんが、教育の道を志した時、
「子どもにとって、価値ある大人になりたい。道標のような大人になりたい。
大人になることを楽しみだって想ってもらえるような大人でいたい。」
まだまだ、そんな風にはなりきれていないし、きっとゴールなんかないのだろうけど。
子どもたちの心を動かし、子どもたちとの関わりの中で心が動くような
そんな大人でいたいと思います。
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